今、コロナより深刻な問題かもしれない熱中症。コロナに勝つためにも、なんとか熱中症を押さえ込みましょう。
私は20年前にかなりヤバイ熱中症になりました。
それ以来、『暑いなぁ…』と感じてから、熱中症入り口までの速度が早いんです。
私の感覚ですが、蜂に刺されて二度目は危ないとよく言われますが、まさにそんな感じ。
気付くと熱中症の一歩手前にいます。
人によって症状が違うと思いますが、私の場合の症状を書きます。
ご参考になればですが、個人差がありますから油断しないでください。
私が熱中症になった時の症状
- 汗が止まらなくなる
- 長風呂した時みたいに、火照る(暑い!って感じじゃなく体の中から熱が逃げない感じ)
- 動悸がする。
- 肩や首が凝った感覚がある
- 身体中が脈打つような感覚になる
- 冷たい飲み物が美味しくない
- 風が吹いても涼しさを感じない
- 視野が歪む
- 吐き気がする
- 動けなくなる
こんな感じです。私は炎天下の中で仕事中に上記の症状になり、奇跡的に自力で帰宅し、動けなくなりました。
当時は世の中も私も、あまり熱中症の認識がなかったので炎天下は疲れが凄い!くらいにしか思ってなかったんですが、下記の”熱中症の症状と重症度分類”で当てはめるとⅢ度の症状でした。
今は3番目の症状くらいで対処しないと、すぐに7番目くらいまでいきます。
ゆらの木にも、実は、熱中症状のお客様が肩こりや疲れだと思っていらっしゃいますので、
『すぐに病院に行って点滴をしてもらってください』
と伝えます。
熱中症の症状と重症度分類(環境省〜熱中症予防情報サイトより引用)
Ⅰ度
- めまい・失神 「立ちくらみ」という状態で、脳への血流が瞬間的に不充分にな ったことを示し、“熱失神”と呼ぶこともあります。
- 筋肉痛・筋肉の硬直 筋肉の「こむら返り」のことで、その部分の痛みを伴います。発 汗に伴う塩分(ナトリウム等)の欠乏により生じます。
- 手足のしびれ・気分の不快
Ⅱ度
- 頭痛・吐き気・嘔吐・倦怠感・虚脱感 体がぐったりする、力が入らない等があり、「いつもと様子が違う」程度のごく軽い意識障害を認めることがあります。
Ⅲ度
- Ⅱ度の症状に加え、 意識障害・けいれん・手足の運動障害 呼びかけや刺激への反応がおかしい、体にガクガクとひきつけ がある(全身のけいれん)、真直ぐ走れない・歩けない等。
- 高体温 体に触ると熱いという感触です。
- 肝機能異常、腎機能障害、血液凝固障害これらは、医療機関での採血により判明します。
熱中症予防の水分補給の間違い
実は水分補給の仕方を勘違いされている方は多いのです。
絶対にやらないで欲しいのは・・・
- 水の一気飲み・・・体内の塩分などが薄まり倒れることがあります
- ビール等アルコールでの水分補給 ・・・利尿作用が強いので脱水状態になります
カラカラに喉が乾いたときの生ビールは最高!!でしょうが、それは昭和と平成の思い出かもです。
令和にはビールの前に水分補給、か、締めの水分補給!が新しい生活様式です。
熱中症予防にオススメの水分補給〜何を飲むか
世間の常識的には、スポーツドリンクか経口補水液を飲む!
ゆらの木ではスポーツドリンクはオススメしません。それは糖分が多いからです。
体には塩分も糖分も必要ですが、減塩ばかりが話題の昨今では、ただでさえ糖分過多なのに、
スポーツドリンクを飲み過ぎると熱中症にならなくても、他の病気になりそうです。
なので一番オススメなのは「梅醤番茶」です。
このお茶は当店で施術前に必ず飲んで頂くのですが、特に夏は家族がガブ飲みしてます。
購入もできますが、自分で作ることもできます。
梅醤番茶のレシピ材料・梅干し…1個 作り方梅干しを湯飲みなどで崩し、醤油と生姜を合わせてなじませ、最後に三年番茶で割る。 ![]() ここからが我が家族のオリジナルな美味しい夏の飲み方 上記は湯飲み一杯分なんですが、三年番茶を1〜2L入れて薄めて冷やして飲む。 もしくは レシピ通り作ってから1〜2Lの水で薄めて冷やして飲む。 |
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夏バージョンの濃さは本当にお好みでいいと思います。
暑くて喉が乾いたときに美味しいと感じる濃度にアレンジして下さい。
でも、今は私は購入してます。主人や子供が自分で好きな時に飲めるので!
梅醤番茶は本当に万能なので、いつか別のページで詳しく書きたいと思います。
熱中症対策での水分補給の仕方

症状がでそうとか、ヤバイ時には…
水の一気飲みはダメですが、梅醤番茶を薄めたものはゴクゴク飲んで下さい。
喉の乾きが止まるのがわかると思います。
経口補水液もゴクゴク飲んで下さい。
でももし、水や麦茶などしかなかったら・・・・ヤバイ時はとにかく飲んで下さい!
でもでもでも、塩飴などはいつも携行して下さい。自分じゃなくて、誰かの役に立つかもと思って!

ヤバイ!になる前に。。。
本当は、体の為にはちょくちょく、チビチビ飲んで頂きたいです。
実は飲むと言うより口内や喉にゆっくり染みこませるイメージ。
すぐに胃に流し込むのではなくて、口に含んでジワジワと胃に運ぶイメージで飲んで下さい。
そうするとトイレの心配が少し減るのと、胃に水分が行くまでに人肌に近づくので内臓への負担が減ります。
内臓が疲れると全身の疲労感に繋がります。

実は一番大事なことは
食事で水分を取ることです。
ご飯は水で炊きますから水分が多いです。食欲がない時は味噌汁だけでも飲んでください。
パンとコーヒーでは食事での水分補給が足りません。果物や水分の多い夏野菜(きゅうり、トマトなど)を!
夏は減塩しないで下さい!(味塩などの精製塩はそもそもダメなので食さないで下さい)
熱中症予防は汗への対処が大事
この世に汗をコントロールする人がいるとすれば、それは芸能人たち。
あの方達は自律神経を操れるのか、汗のコントロールをします。
でも普通は無理です。滝のように汗が流れます。
この時、乾いたハンカチで汗を完璧に吹かないで下さい。
汗は体の熱を気化させるための防御システムです。綺麗に吹いてしまうと熱が逃げません。
濡れたハンカチで拭いて下さい。
熱中症?とにかく冷やして!
もし少しでも症状が出たら・・・とにかく冷やして!!
コンビニやカフェ、車に飛び込んで体を冷やして下さい。
コンビニで氷を買って、3円?でレジ袋も買って、首の横や脇の下、足の付け根などをガンガン冷やして!
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熱中症予防は自分を知って管理することから
コロナも基礎疾患があるの方や高齢者が重症化しやすいと言いますが、熱中症もそのようです。
高齢の方は…
- 身体の水分量がそもそも少ない
- 汗をかきにくい
- 暑さ、寒さに対する感覚が鈍くなり、身体の反応も弱くなる
- 飲んでいる薬の種類によっては利尿作用がある
- 夏は熱いものだと受け入れてしまう
- クーラーが嫌い(クーラーが体に悪いと思っている)
持病のある方は…
- パーキンソン病や頻尿、また、乗物酔止め薬、総合感冒薬、咳止め、胃腸薬、痛み止めなどの薬の中には汗や尿が出にくくなる薬があるそうなので、医師や薬剤師に相談をして、自分の常備薬や常用薬を確認して下さい。
- 糖尿病の方は、暑さ、寒さに対する感覚が鈍くなるそうです。(私の家族で実感!)
まさに、災害の域になってきている熱中症です。しっかり対策、予防をして元気にコロナと戦いましょう!
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