“触れてほしいところ”に、手がいく理由

“触れてほしいところ”に、手がいく理由|体と心に寄り添う整体(山口県長門市・ゆらの木)

「整体って、痛いところを揉むものだと思ってました」

そんなふうに言われることがあります。

でも、私がふれているのは、“痛み”よりも、その奥にある「体が気づいてほしい場所」。

山口県長門市の整体院『ゆらの木』には、言葉にできない不調や、感情の滞りを抱えた方が静かに訪れます。

この記事では、どうして“触れてほしい場所”に手がいくのか、整体師としての体験を交えながらお話しします。
もし、あなたの中にも、まだ誰にも触れられていない「違和感」があるのなら──
どうぞ、続きをお読みください。

整体で「言っていない場所」をふれられる理由

施術中、こんなふうに驚かれることがあります。
「そこ、言ってないのに……どうしてわかるんですか?」

私自身も、不思議に感じることがあります。
けれど、そっと触れた指の下から、何かが静かに語りかけてくるような感覚──それはたしかにあるのです。

それは“痛み”というより、“願い”に近いもの。
「ここに気づいて」「ここが、ずっとつらかった」と、
声にならない想いが、皮膚の奥でじっと息をひそめているような、そんな気配です。

まるで、小さな子どもが、誰にも見つけてもらえずに
暗がりでうずくまっているような、そんな感じがするときもあります。

だから私は、手を伸ばすのです。
“痛いところ”ではなく、
“触れてほしいところ”へ。

体が語る「触れてほしい場所」とは

「え、そこ……実は何年も違和感があって……」
と、驚かれる方もいらっしゃいます。

何も語らなくても、体は語っています。
いや、語りすぎるほどに、雄弁なのです。

筋肉のこわばり、呼吸の浅さ、皮膚の温度や湿度の違い──
そのひとつひとつが、体の奥で感じていることを教えてくれる。

整体師の手は、体の「声」を聴く耳のようなものなのかもしれません。

私自身もかつて、「空気を読む自分」が苦しかった

若い頃の私は、「空気を読む自分」が嫌いでした。
気を回しすぎて、顔色を伺いすぎて、
そのうち自分の輪郭がぼやけていくような、あの曖昧で息苦しい感覚。

けれど今は、その感受性が“手”になりました。
自分の境界線を大切にしながら、
誰かの内側にも静かにふれていけるようになった。

整体師としてふれるたびに、
私はようやく、自分の声も、相手の声も、
どちらも大切にできるようになってきた気がするのです。

言葉にならない疲れに、静かにふれる整体

ここでは、話さなくても大丈夫です。
話せないことも、話したくないことも、無理に言葉にする必要はありません。

私が耳を澄ませるのは、あなたの言葉ではなく、
あなたの体です。

ほんとうに必要な場所にだけ、
そっと、やわらかく、手をふれていきます。

『ゆらの木』は、言葉にならない疲れを静かにほどく場所。
誰にも言えなかった“しんどさ”に、
名前をつける前の感情に、
そっと寄り添える整体院でありたいと思っています。

「あなたの体が、教えてくれたんですよ」

「どうしてわかるんですか?」と聞かれたとき、
私はこう答えることがあります。

「あなたの体が、教えてくれたんですよ」と。

もしあなたが、まだ気づかれていない「願い」や「違和感」を抱えているのなら、
その声を聴くお手伝いができるかもしれません。

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はじめまして。「長門養生処 ゆらの木」の店主、田中です。
この「ゆらの木だより」では、整体のこと、日々の気づき、
そして暮らしのなかでふと感じたことを、静かに綴っていこうと思います。

整体をしていると、ときどき、こんなふうに言われます。
「そこ、言ってないのに…どうしてわかるんですか?」

私自身も、不思議な感覚です。
けれど、触れた手の下から、
“なにか”が語りかけてくるように感じることがあります。

それは“痛み”というより、“願い”のようなもの。
「ここに気づいて」「ここがつらいんだ」と、
声にならない気配が、皮膚の下で静かに待っている──
そんなふうに思うのです。

施術中に驚く方が、いらっしゃいます。
「そこ…ずっと言えなかったけど、実は何年も違和感があって…」

何も語らなくても、
体は、じゅうぶん語っている。

だから私は、
“痛いところ”ではなく、
“触れてほしいところ”に手がいくのだと思います。

昔は、「空気を読む自分」が嫌いでした。
人に合わせてばかりで、自分が見えなくなるような感覚。
けれど今は、その感性が“手”になった。
整体師としてふれるとき、
私はようやく、自分の声も、誰かの声も、大切にできている気がしています。

話さなくても、
ここでは無理に言葉にしなくてかまいません。
あなたの体に、そっと耳をすませて、
必要な場所にだけ、静かに手をふれさせてください。

ここは、
言葉にならない疲れをほどく場所。

「どうして分かるんですか?」と聞かれたら、
私は、こんなふうに答えるかもしれません。

「体が教えてくれるんです」と。

そんな“ふれあい”が、
これから綴る言葉の根っこにあります。

静かに続いていく「ゆらの木だより」、
どうぞこれから、よろしくお願いいたします。

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