■「それ、もしかして熱中症かも?」──冷房と水分の落とし穴に気をつけて
こんにちは。山口県長門市の整体院『ゆらの木』です。
7月も半ば。気温だけでなく、湿度もぐっと上がってきましたね。 毎年この時季になると、「なんとなく調子が悪い」というご相談が増えてきます。
「体がだるくて、やる気が出ない」 「頭がぼーっとする。少し吐き気もある」 「熱はないのに、微熱みたいな感じが続く」実はこれ、軽い熱中症のサインかもしれません。
熱中症というと、「炎天下で倒れる」「外で激しく運動してなるもの」と思われがちですが、 じつは室内で静かに過ごしている人にも、毎年たくさんの方がかかっています。
近年は、室内で起こる“隠れ熱中症”が増えています。 整体の現場でも、この季節は「自律神経の乱れ」や「深い疲労感」を訴える方が特に多くなります。
■私の経験談
かくいう私も、20年ほど前に重症に近い熱中症を経験しました。 当時は「熱中症」という言葉が今ほど一般的ではなく、「日射病」と呼ばれていました。
最初は滝のように汗をかいていましたし、「暑い」という自覚もありました。 でも、だんだん感覚が麻痹してきて、「暑い」が「熱苦しい」に変わったのです。
まるでサウナの中にいるように息がしづらくなり、 視界の焦点が合わなくなってきました。 最後には、冷えたペットボトルを手に持っても、その“冷たさ”を感じることができなかったのです。
それ以来、私の熱中症ボーダーラインは低くなり、 夏以外でも吐き気やめまいを伴う熱中症のような症状が出やすくなりました。
■「水分とってるのに、なんで?」という人へ
熱中症の対策といえば、まず「水分補給」。 けれど、ただ水を飲んでいるだけでは、かえって危険なこともあります。
汗と一緒に出ていくミネラルや塩分が補われないままだと、 体のバランスが崩れて、熱がこもりやすくなるのです。
さらに、カフェイン入りの飲み物(コーヒー・緑茶・紅茶など)は利尿作用があるため、 「飲んでいるのに、体はどんどん水分を出してしまう」ことも。美味しいビールも寝ている最中の「隠れ熱中症」の原因になるかもしれません。
「水分をとっているつもり」で、実は体がどんどん乾いていっている── これも、夏の落とし穴です。
ゆらの木では、夏場は特に「梅醤番茶」をおすすめしています。 ご来店のお客様には、施術前に必ず一杯飲んでいただきます。
決して美味しいお茶ではありませんが、体内の陰陽バランスを整え、内臓を温め、 疲労回復や整腸効果が期待できる飲み物です。
梅干し・醤油・番茶を混ぜて作る、昔から伝わる民間療法ですが、 現在は手軽に水やお湯に溶かすだけで飲める商品もあり、 ゆらの木では「アイリスの梅醤番茶」を使用しています。
屋外での作業が多い家族には、2リットルの水に大さじ1.5杯の梅醤番茶を溶かし、 氷をたっぷり入れて持たせています。
熱中症予防や自律神経の安定にも効果的で、 冷え性や風邪の初期症状、胃腸の不調にも良いとされています。
■「冷房の中にいるのに、なぜか暑い」
もうひとつ気をつけたいのが、「冷えによる自律神経の乱れ」。 冷房の効いた部屋で長時間すごしていると、 本来必要な汗をかく機能が鈍くなり、 体に熱がこもりやすくなります。
汗をかけない体は、熱中症にも弱くなります。 冷えによる血流の悪化、だるさ、頭痛、食欲不振── それらもまた、熱中症と表裏一体なのです。
■整体師としてお伝えしたい「体の声」
整体をしていると、体の奥に熱がこもっている方は、皮膚がふわっと熱を持っています。 呼吸が浅く、肩に力が入り、無意識に頑張り続けている──そんな方も多いです。
体内の水分・ミネラル・塩分のバランスが崩れると、 足や背中が攣りやすくなり、筋肉のこわばりも強くなります。日頃は減塩を気にされる方も、暑い日は、しっかり塩分をとってください。ただし、「梅干し」や「味噌汁」など食品での補給をお願いします。
スポーツドリンクは糖分が多いので日頃から飲むのはお薦めしません。ただ、イザと言う時のために経口補水液は常備しましょう。
整体でゆるめていくと、ふっと汗が出たり、呼吸が深くなったり。 体が「あ、いま安心してもいいんだ」と思い出すような瞬間があります。
その気づきこそが、本当のセルフケアのスタートかもしれません。
■こんな症状が出たら、すこし立ち止まって
・熱はないけれど、ぼーっとする
・食欲がない、頭痛が続く
・寝ても疲れが取れない
・なんだか呼吸が浅い
これらは、すべて熱中症の“初期サイン”かもしれません。
「がんばらなきゃ」と思うその前に、 一度、体にそっと問いかけてみてくださいね。
『ゆらの木』では、 体にこもった熱をやさしくほどきながら、 自律神経を整えるお手伝いをしています。




